今日の日経平均は28798円で寄り付き、高寄りでスタート。
寄り直後に28801円で日中高値をつけました。
次期財務長官となるイエレン氏が公聴会で財政出動を伴う景気回復に前向きなコメントを示したことは、おおむねポジティブに受け止められたものの、バイデン次期米大統領の就任式を目前に、ポジション整理の売りが全体相場を押し下げ、その後は値を下げる展開に。
13時5分には28402円まで下落して、200円以上下げる場面もありました。
引けにかけて下げを縮める動きとなり、最終的には▲110円の28523円で終了。
日経平均は反落となりました。
売買代金は前日よりも増加して2.3兆円台でした。
騰落レシオ(25日)は100%割れ
本日は高く寄り付いたものの、買いは続かず、引け値ベースで5日線(今日の時点で28523円)とほぼ同値で引ける形となりました。
日経平均は5日線の水準を維持しているものの、TOPIXはやや弱く、同線を下回る形となっています。
昨日の上昇でそのまま切り返してくるのかと思ったのですが、買いは続かず、本日は下髭ありの陰線で引けました。
ただ、一昨日に日経平均がつけた直近安値28111(1/18)よりは上に位置しているので、本日下落したものの、上昇基調は依然として維持している形になると思われます。
なお、本日の騰落銘柄数は、値上がりが1100銘柄に対して、値下がりが993銘柄で、騰落レシオ(25日)は98.45%で、100%を下回っています。
日経平均が高値圏にあるにもかかわらず、騰落レシオ(25日)が100%を下回っているということは、一部の銘柄に買いが偏っていることのあらわれになり、実態としてはあまりいい形であるとは言えません。
ただ、だからと言って、相場がすぐに崩れるとは限らないので、一応その点については留意しつつも、相場を見ていくというスタンスがよいのではないかと考えます。