今日の日経平均は29904円で寄り付き、300円程度下げて始まりました。
12時41分に30049円で日中高値をつけたあとは、日銀政策決定会合で行われた点検で、日銀がETFの買い入れ対象をTOPIX連動型のみとしたことを受け、下げを拡大。
13時5分に29621円まで値を下げ、一時下げ幅が600円程度となる場面もありました。
その後、引けにかけてやや下げ幅を縮小したものの、最終的には▲424円の29792円で終了。
日経平均は大きく値を下げて反落となりました。
売買代金は前日よりも大きく増加して4.4兆円台でした。
日銀政策決定会合の結果をうけて、跛行色が強い展開に
本日は、ファーストリテイリングなど値がさ株が売られたものの、バリュー株を中心に幅広く物色され、日経平均は▲1.4%の下げだったのですが、TOPIXは+0.18%の上げとなり、バブル後最高値を更新して9連騰となりました。
日経平均は下げたものの、TOPIXは上げており、騰落銘柄数も値上がりが1491銘柄に対して、値下がりが623銘柄なので、地合いが悪化したというわけではないと思います。
ただ、本日の下げで日経平均は、25日線(今日の時点で29654円)は維持しているものの、5日線(今日の時点で29922円)は割り込んでいます。
また、夜間市場で日経平均先物が29000円を割り込むなどの動きとなっているので、28308(3/5)の安値から30485(3/18)の戻り高値まで2000円程度上げた反動で一旦下押しする動きとなっているのかもしれません。
ただ、上げトレンドが継続しているという見方は変わりませんので、一旦下押す動きとなったのちは、再び切り返す動きになってくると想定しています。