前週末に米長期金利が一時1.7%台に再び乗せたほか、日銀によるETFの買い入れ対象がTOPIX連動型に限定されたことを嫌気して、今日の日経平均は29444円で寄り付き、下落してスタート。
その後も下げを拡大する動きとなり、10時34分には29107円まで下落。
下げ幅は680円程度となりました。
そこからは安値圏でもみ合う動きとなり、引けは▲617円の29174円で終了。
日経平均は大幅続落となりました。
今日はTOPIXも下落となり、10日ぶりに反落となりました。
売買代金は前日よりも減少して3.0兆円台でした。
再度反転してきたときに日経平均とTOPIXで動きが異なってくると、目先天井打ちとなる可能性を考える必要も出てくる
本日は、期末接近に伴う換金売りが観測されるなど、環境・需給の両面で悪材料が重なり、終始軟調な展開となりました。
前日の日経平均の日中安値が29621円に対して、今日の高値が29472円だったので、150円程度マドを空けて下げるという動きでした。
また、今日の下げにより、再び25日線(今日の時点で29640円)を下回る形になりました。
日銀によるETFの買い入れ対象がTOPIX連動型に限定されたことが嫌気され、先週金曜日に続き、TOPIXと比べて日経平均は冴えない動きでした。
日経平均の下落率が▲2.07%に対して、TOPIXの同率は▲1.09%だったので、TOPIXと比べて日経平均は倍近く下げる展開となりました。
日経平均が25日線を再び割り込んだのに対して、TOPIXは同線よりも上に位置しているので、日経平均が600円以上下げたものの、相場の地合いまで悪化したというわけではありません。
よって、引き続き上昇トレンドは継続中と見ますが、日銀のETFの買い入れ対象がTOPIX連動型に限定されたことで、日経平均の動きが冴えない点はやや気になるところです。
先週金曜日と今日の下落したのですが、その動きが落ち着いてくれば再度反転してくると思います。
そこで日経平均が戻したものの、2/16につけた高値30714円を超えられないという形になると、日経平均とTOPIXで動きが異なってきます。
日経平均とTOPIXで動きが異なってくると、目先天井打ちとなる可能性を考える必要も出てきますので、日経平均とTOPIX、それぞれの動きがここからどうなってくるのか、注意してみていく必要があるかと考えます。