前日、FRBのパウエル議長が、テーパリング協議を始める時期ではないとの認識を示したことでNY株が上昇。
これをうけて今日の日経平均は、30148円で寄り付き、上げて始まりました。
そこから10時に30485円まで上げ、一時上げ幅は500円を超えました。
午後に入ると日本経済新聞が、日銀が今回の金融政策決定会合で長期金利の誘導策として変動を認める幅をプラスマイナス0.25%程度に若干拡大させる方向だと報道されると上げ幅を縮小。
大引けは+302円の30216円で終了となりました。
売買代金は前日よりも増加して3.3兆円台でした。
TOPIXは連日の高値更新。日経平均も2/16につけた高値に迫る動きに
TOPIXは連日の高値更新となり、2000ポイントの大台にのせて引けました。
日経平均も本日、一時30485円まで上げ、2/16につけた高値30714円まで、あと230円程度の水準に迫りました。
日経平均は3/5に28308円で安値をつけたのですが、そこから再び上昇波が再開し、現在も上げが継続中という形になるのかと思われます。
なお、金額ベースの裁定残高の動向をみると、3/5に0.2兆円の買い越しとなり、1年以上継続した売り超過の状態から買い超過に変化していたのですが、メジャーSQがあった3/12に0.3兆円の売り超過となり、再び売り超過の状態に回帰しています。
裁定残高は売り超過から買い超過に変化
前日の米国株式市場でナスダックが3.69%上昇し、急伸。この流れを引き継いで、ハイテク株中心に買い優勢で始まり、日経平均は29118円でスタートしました。9時6分に29233円まで上げ、上げ幅が200円を超える場面もあったのですが、その後は...
ただ、株数ベースの動きでは、3/15、3/16と、買い残が積みあがる傾向も見えるので、金額ベースでも売り超過となったのは一時的で、再び買い超過の状態になってくるのではないかと思われます。
これまでは売り方の買戻しが日経平均上げの一つの要因となってきたのですが、これからは買い残が積みあがることで、日経平均を押し上げていく形になるのではないかと想定しています。