前日の米国株高をうけて、今日の日経平均は36863円で寄り付き、80円程度高い水準でスタート。
9時52分に36606円まで下げましたが、そこから切り返して14時52分に36977円まで上昇。
大引けは+148円の36928円で終了。
日経平均は反発となりました。
売買代金は4.4兆円台でした。
37000円台に乗せてからはやや上値追いの動きが鈍くなってくるのではないか
4月7日の記事で、
日経平均は暴落となったが、セリングクライマックスで底打ち接近か?
と書いたのですが、4月7日に30792円で安値をつけてそこから6000円ちょっと上げる展開となっております。
安値をつけてから1か月程度上げてきており、今日の時点で騰落レシオ(25日)は109.4%となりましたが、まだ過熱感を示すとされている120%までは行っていません。
株数ベースの裁定買い残も5/2時点で6.9億株台なので、直近のピークである3/28の10.77億株よりも減っています。
また、今日の時点で一目均衡表の遅行線が陽転入りしているのは、プラス要素となります。
今からちょうど1か月前の時点では悲観的な見方もかなり多かったのですが、そこから1か月程度経過して、悲観的な見方はだいぶ鳴りを潜めてきました。
ただ、37500~40000円にかけては昨年の10月から今年の2月ぐらいにかけてのもみ合いで滞留期間が長かったため、上値でのしこり玉がけっこうあるとみられます。
よって、このまま上げ続けるという形にはならず、37000円台に乗せてからはやや上値追いの動きが鈍くなってくるのではないかと想定されます。
なお、仮にそのような展開となり、上昇基調は続くものの、上値追いの勢いが鈍る状態がしばらく続くようであると、今年の2月下旬から4月の上旬にかけて見られたような下値ラインを割り込んで急落するという動きが再び示現する可能性もあると思います。
ので、先々の動きとしてこういう動きが繰り返される可能性もあるということは、一応念頭に入れて相場を見ておいた方がよいと考えています。