トランプ米政権の関税政策を巡る警戒感が和らぐなかで前週末の米株式市場ではナスダックが1%を超す上げとなりました。
これをうけて今日の日経平均は35962円で寄り付き、250円程度高い水準でスタート。
9時34分に36075円まで上げて、一時は36000円台を回復しました。
ただその後は上値が重く、14時46分に35773円まで値を下げて上げ幅を縮小。
大引けは+134円の35839円で終了。
日経平均は4日続伸となりました。
売買代金は4.7兆円台でした。
リバウンド局面はまだ終わっていないと思うが、それが終わった後には再び下落に転じる局面が来るのではないか
今日の日経平均は36075円まで上げたので、4/7の安値30792円から3週間で5000円ちょっと上げてきました。
ここまで戻す過程で、裁定買い残が、直近のピークである3/28の10.7億株から4/24時点で6.4億株まで低下してきています。
裁定買い残が10億株を超えていると、上値を抑える要素になるのですが、ピークから減少してきているので、これはプラス要素になります。
なお、株価反転のきっかけとなったのが、4月9日に米国の相互関税を90日間停止すると発表したことによります。
ので、この相互関税の停止期間の中でどの程度戻りを試せるのか、ということになるかと思います。
米国株については、4/7の安値で下げが終わって以降、上昇局面に回帰したとは思っていないので、今の上昇はあくまでも下げ過程の中のリバウンド局面と考えています。
リバウンドの局面はまだ終わっていないと思いますが、リバウンドが終わった後には再び下落に転じる局面が来るのではないかと考えています。