前日の米国株式市場は軟調でしたが、売られ過ぎた前日の反動もあり、その流れを引き継がずに買い戻しの動きが広がって日経平均は29605円でスタート。
前日よりも60円程度高く始まりました。
9時6分に29573円まで下げた後は、12時35分に29897円まで上昇。
一時350円程度高くなる場面もありました。
ただ、大阪府の新型コロナウイルスの新規感染者が1000人を超えたと複数の国内メディアが伝えたことで上げ幅を縮小。
国内での新型コロナウイルスの感染拡大が重しとなり、1日を通して上値を追う展開にはなりませんでした。
引けは+212円の29751円で終了。
日経平均は反発となりました。
売買代金は前日よりも増加して2.3兆円台でした。
反発となったが、動きとしては依然として弱い形が継続
本日は前日229円下げた反動で、昨日の下げ幅をほぼ回復する動きとなりました。
ただ、日経平均は+0.72%と上げたものの、TOPIXの上げ幅は+0.2%と限定的でした。
TOPIXは一時1971まで上げましたが、そこから売られたことで、日足の形状は上髭ありの小陰線で、反発したものの、動きとしては依然として弱いという感じになります。
現状は2/16の高値から続く調整の動きが継続中で、反転のきっかけ待ちかと思われます。
この調整も日柄的にはそろそろという感じもするのですが、新型コロナウイルスの感染拡大が戻りの足を引っ張っているので、そのくびきからどこで解放されるのかという感じになるのかと思われます。
いつまでも横ばいの動きが続くわけではなく、どこかでまたトレンドが出てきて、再度上昇トレンドに回帰すると思われますので、今はそのきっかけを待つところになると考えます。
なお、4/6につけた30208円を抜けてくると、再度上昇トレンドが始まった可能性が高くなると想定しています。