前週末の米国株市場が堅調だったことや、米長期金利が低位で安定していることを手掛かりにリスクを取る動きが強まり、日経平均は29153円でスタート。
9時1分に29208円まで上昇し、6/7につけた戻り高値29241円に接近する場面もありました。
その後は売りに押されて10時50分に29026円まで下落。
上げ幅を80円程度まで縮小しました。
しかし前場後半を境に再び買い意欲が高まり、引けにかけて上昇。
日経平均は+213円の29161円で終了しました。
15~16日に開催されるFOMCの結果を見極めたいとの思惑もあって商いは盛り上がらず。
売買代金は1.9兆円台で、2兆円には届かずでした。
日経平均は75日線を超えて引ける
日経平均は29208円まで上昇し、6/7につけた戻り高値29241円に接近する場面もありましたが、そこを超えることはできませんでした。
ただ、29161円で引けたことで、75日線(今日の時点で29119円)を超えてきました。
75日線を超えてきたのは、5/13に27385円で安値をつけて以降では初となります。
売買代金が2兆円に届かず、盛り上がりに欠けたのですが、ここで75日線を超えてきたのは今後の動きが期待されるところになります。
今は5/13に27385円で安値をつけたあと、6/7に29241円まで上昇。
そこから戻り高値圏でもち合いの動きが続いています。
ここから6/7につけた戻り高値29241円を陽線をつけて抜けてくると、2/16につけた高値30714円を目指す方向に向けて動いてくる可能性が強くなってくると考えられます。
今週は6/15~16にかけてFOMCが開催されます。
タイミング的には、今週動きが出てきてもおかしくないので、FOMCの結果をうけて動きが出てくるのかという点が大きく注目されるところになります。