前週末の米国株市場でNYダウが続伸し、237ドル高でした。
これをうけて今日の日経平均は29112円で開始し、上げて始まったのですが、寄り直後につけた29121円が日中高値となり、そこから売られる展開に。
11時30分に28984円まで値を下げて、29000円を割り込みました。
ただ、新型コロナウイルスのワクチン普及を背景とした経済正常化期待から、海運や鉄鋼など景気敏感株が買われて戻す動きに。
大引けは▲18円の29048円で終了。
日経平均は小幅反落となりました。
売買代金は1.9兆円台で、2兆円の大台には届かずでした。
日経平均は小幅反落だが、TOPIXはプラスで引ける
本日の日経平均は下げて終わる形になりました。
ただ、騰落銘柄数は、値上がりが1466銘柄に対して、値下がりが624銘柄で、値上がり銘柄が優勢でした。
また、TOPIXは+3.02の1965.67で引け、続伸だったので、全般的な地合いとしては悪くない1日でした。
TOPIXは75日線(今日の時点で1942.71)を上回っており、また、6/23に25日線が75日線を上回るゴールデンクロス(GC)を示現しているので、チャートの形状としては良好です。
それに対して日経平均は75日線(今日の時点で29072円)を下回っており、25日線(今日の時点で28916円)が75日線よりも下なので、GCも示現していません。
このため、TOPIXよりも日経平均の動きが悪いという形になっているのですが、日経平均の25日線は6/15から上向きになっているので、このままいくと来週あたりに日経平均でもGCが示現するかたちになります。
なかなか一気に地合い好転とはなりませんが、地合いとしては良好な方向に向いてきていると思いますので、2/16につけた30714円の高値奪回に向けた動きが続くという見方に変更はありません。