前週末の米国株式市場では、雇用統計で雇用者数の伸びは市場予想を上回ったものの、FRBが当面金利を現行水準に据え置くとの見方が強く、主要3指数がそろって最高値を更新。
S&P500は7営業日続伸となりました。
ただ、相変わらず東京市場ではそれを好感する動きは見られず、日経平均は28709円で寄り付き、下落してスタートしました。
その後、9時57分に28581円まで下落。
下げ幅は一時200円を超えました。
そこが日中安値となったものの、戻りは鈍く、引けは▲185円の28598円で終了。
今晩の米国株式市場が休場となることもあり、模様眺めムードが強く、売買代金は1.7兆円台で、今年一番の低水準となりました。
米国株は好調なのに、日本株は冴えないという動きが続くと、米国株の上げが止まった時に日本株が米国株以上に売られる可能性も
直近で日経平均は6/21に27795円で安値をつけたあと、6/25に29174円まで戻しましたが、そこからじりじりと値を下げる展開となっています。
その後の安値は7/1の28624円だったのですが、今日はそれを下回り、28581円まで下落する形になっています。
日経平均と比べると、TOPIXはまだ値を維持しているのですが、こちらも動きとしては今一つ冴えません。
今日のTOPIXの引け値は1948.99なので、辛うじて75日線(今日の時点で1942.59)は維持しています。
ただ、これが75日線を下回り、かつ、6/21~22に空けたマド(1918.67~1930.99)も埋めてくる形になると、再度下値を試す展開となる可能性もあるので、やや注意が必要となるかもしれません。
7月以降はサマーラリー入りとなる可能性もあるかと見ていたのですが、その動きがみられるのは米国株のみで、日本株はそれに追随できずに冴えない動きとなっています。
米国株は好調なのに、日本株は冴えないという動きが続くと、米国株の上げが止まった時に日本株が米国株以上に売られるという展開になる可能性もあります。
そうならないようにするためには、米国株が安定しているうちに日本株も切り返してくる必要があります。
どこかで切り返す動きが出てくるのではないかと期待しているのですが、今のところ、そのような動きはまだ見えません。
どこかで切り返す動きが出てくるのか、あるいは、その動きは見られず、再度下値を試す展開となるのか、どう動いてくるのか、注視していくところになります。