前日の米国株市場ではNYダウとS&P500指数が5日続伸し、過去最高値更新を継続。
これをうけて今日の日経平均は、買い先行で始まり、27666円で寄り付き、140円程度高く始まりました。
9時5分に27750円まで上昇しましたが、その後は次第に上げ幅を縮小し後場はマイナス圏に沈みました。
国内で新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、緊急事態宣言の対象地域拡大や期限延長の動きを嫌気する売りがかさみ、大引けは▲98円の27424円で終了。
日中の安値引けで、4日続落となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.0兆円台でした。
28419(4/24)の安値から13~15日間隔で安値をつける動きが継続
日経平均先物は夜間市場に入ってから一時27250円まで下げているので、このままいくと明日にでも7/30につけた安値27272円を割り込んできそうな感じです。
なお、日経平均は2/16に30714円の高値をつけてから調整局面にあるのですが、その間の動きをみると、28419(4/24)の安値から13~15日間隔で安値をつける動きが継続しています。
具体的な動きは以下のとおりで、今は27272(7/30)の安値から次の安値をつける動きになっているとみられます。
28419(4/24)⇒ 27385(5/13) 13日(両端入れ)
27385(5/13)⇒ 28565(6/2) 15日
28565(6/2)⇒ 27795(6/21) 14日
27795(6/21)⇒ 27419(7/9) 15日
27419(7/9)⇒ 27272(7/30) 14日
27272(7/30)の安値から今日で12日目となるので、上記サイクルがまだ継続しているとしたら、明日から今週の金曜日までに次の安値をつけて反転する動きになると思われます。
なお、ある一定の間隔で、安値をつけてから次の安値をつける動きが続いている場合、レンジ相場が続いているということになると思います。
レンジ相場が続いているのであれば、たとえ直近の安値を割れたとしても暴落するような動きにはならず、また、どこかのタイミングでレンジを抜けてくる動きになると思われます。
冴えない動きが続きますが、レンジ相場の動きも最終局面に入っているのではないかと考えております。