前日の米国株市場で主要株指数が総じて軟調な展開をみせましたが、東京市場では日経平均が前日まで4日続落し、この間に650円程度下げていたこともあり、自律反発狙いの買いが入り、上昇する展開となりました。
日経平均は27418円で寄り付いた後、9時24分に27347円まで下げましたが、そこから切り返す動きとなり、12時30分に27671円まで上昇。
そこから売りに押されましたが、引けは+161円の27585円で終了。
日経平均は5日ぶりに反発となりました。
売買代金は前日よりも増加して2.1兆円台でした。
マザーズ指数の日足は包み足を示現
本日はマザーズ指数が+2.88%上げ、久しぶりの反発となりました。
昨日の段階で、松井証券の信用買い残の評価損率は▲27%超えまで拡大していました。
これまで、この評価損率が25%近くまで拡大すると、その後、切り返す動きになっていたのですが、今回は▲27%超えまで拡大したところで切り返す動きとなりました。
なお、今日、993.29まで下げて1000ポイントを一時割れた後、切り返しに転じ、前日の陰線を陽線で包む形の包み足がでて、日中のほぼ高値で引ける形になっています。
この動きからすると、マザーズ指数は前日までの下落で一旦底が入ったように思われます。
ここが大底となるかどうかは、ここから先の動きを見ないとわからないのですが、底を打った可能性はあるのではないかと考えます。
一方で、日経平均は27347円まで下げたものの、7/30の安値27272円は割れずに維持する形で反発しています。
昨日の記事で書いたように、日経平均は、28419(4/24)の安値から13~15日間隔で安値をつける動きが継続しているのですが、27272(7/30)の安値から本日の27347円で安値でつけて反転に転じてきている可能性もあります。
仮にそうであれば、今回は前回安値から13日目の安値で切り返しに転じたということになると思います。
ここで切り返してくれば、前回安値27272(7/30)よりも高い位置(27347円)で切り返しに転じてきたということになるので、6/15の29480円から続いている下値切り下げ型の調整の動きとは動き方が異なってくるということになります。
この動きは反転上昇の前触れの動きとなるかもしれないので、前回安値27272(7/30)を割れずに反転する基調が継続するかどうか、注意してみていきたいと思います。