中国恒大集団が人民元建て債の利払いを実施することを表明したほか、FOMCで11月にもテーパリングの開始を決定することが示唆されたものの、利上げには時間があるとの見方が強まったことをうけて前日のNY市場が大幅上昇。
これをうけて今日の日経平均は30141円で寄り付き、500円程度高く始まりました。
その後も買い優勢の動きが続き、14時51分に30276円まで上昇。
そのまま日中の高値圏で取引を終え、+609円の30248円で終了。
日経平均は大きく反発となりました。
売買代金は3.5兆円台で、再び3兆円台のせとなりました。
日経平均は大幅高で3万円台を回復
前日の大幅高で、米国市場の主要3指数は5日線を上回ってきました。
5日線は前日に比べて、S&P500とナスダックは下落でしたが、NYダウはやや上昇となりました。
ここから反転してくるためには、主要3指数の5日線が下向きから上向きに変わる必要があります。
一旦、5日線を上回ったものの、再び同線を割り込んでくると、調整の地合いがまだ続くことになるので、米国市場の主要3指数がこのまま反転基調を維持できるのかが注目されるところです。
なお、日経平均、TOPIXも米国株高をうけて今日はマドを空けて上げる形になり、5日線の水準もそれぞれ超えてきました。
ただ、こちらも9/22の下落で目先の安値をつけたかどうかはまだ判断できないところがあります。
日経平均、TOPIXともに5日線は前日に比べて下落していますので、月曜日に下げて同線を割り込んでくると9/22につけた目先の安値を割れてくるかもしれないので、まだしばらくの間は、調整局面が9/22で早々に終わったのか、あるいはまだ調整局面が続くのかを見極めていく必要があるかと考えます。