前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合指数など主要株指数が揃って下落したことを受け、今日の日経平均は28458円でスタート。
原油価格の高騰を背景にインフレ懸念がくすぶる状況にあり、資源関連などが上昇したものの総じて買いが手控えられ、10時35分に28166円まで下落して下げ幅は300円を超えました。
その後も戻りは鈍く、引けは▲267円の28230円で終了となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.5兆円台で、8月30日以来約1カ月半ぶりの少なさでした。
昨日のNYダウは5日線を割り込んで終了
今日の日経平均は4日ぶりに反落。
75日線(今日の時点で28537円)近辺で頭を押さえられる形となり、下落となりました。
ただ、5日線(今日の時点で27996円)は維持しており、同線は昨日から上向きとなる形を維持しているので、反発基調は継続となっています。
まだ反発基調を維持するのか、あるいは、再度下落となるかどうかのカギを握るのは、米国株の動向になります。
NYダウは昨日、34496ドルで引け、5日線(昨日の時点で34545ドル)を下回りました。
今晩も下落となり、10/5の引け値34314ドルを下回ると、5日線が上向きから下向きに転換してくるのでやや注意が必要かと思います。
が、反発に転じてくると、5日線が上向きとなる基調は継続する形となるので、日本株の反発基調はまだ継続する形になると思われます。
米国株の反発がまだ続くかどうかが、目先の動向を左右する形になると考えます。