前週末の米国株式市場は、失望を誘う内容となった米雇用統計に反応して反落で終了。
これを受けて日経平均は27977円で寄り付き、下落してスタートしました。
9時1分に27893円まで下げて150円程度安くなる場面がありましたが、売り一巡後はアジア株式市場がしっかりとなったことや、外為市場でドル/円が112円台後半まで円安に振れたことが好感され、輸出関連株を中心に幅広く物色され、10時41分に28581円まで上昇。
その後も高値圏を維持して+449円の28498円で終了。
日経平均は3日続伸となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.7兆円台でした。
4波目の戻りの後に5波目の下げがあるパターンをメインで見ているが
今日の日経平均の高値は28581円まであり、10/4~5にかけて空けたマド(28058~28343円)を完全に埋める動きとなりました。
また、今日の引け値で10/4の終値28444円を超えてきたことで、5日線(今日の時点で27915円)も上向きに転換しました。
本日の夜間市場で、日経平均先物が一時28690円まで上げてきているので、このままいくと明日も続伸となりそうな感じです。
ただ、米国株にまだ底打ちの動きがみられず、もう一段の下げが残っている可能性もあるとみていることから、10/6につけた27293円で安値をつけて反発に転じたのかはまだわかりません。
①一段目の下げ:30795(9/14)⇒29573(9/22) ▲1222円(6日)
②戻り:29573(9/22)⇒30414(9/27)
③二段目の下げ:30414(9/27)⇒ 27293(10/6) ▲3121円(8日)
④戻り:27293(10/6)⇒現在進行中
現状、30795(9/14)からの調整は5波構成での下げの4波目の戻りを入れているところではないかとみているので、4波目の戻りの後に5波目の下げがあり、30795(9/14)からの調整が一旦底を入れるのではないかと考えています。
なお、米国株の調整がすでに終わり、反転方向に向かっているのであれば、この見方は間違っているということになるのですが、現状ではまだ米国株はもう一段の下げを残しており、日本株についてもまだ下値をつけていないという見方をメインで考えております。