前日の米国市場では、上院で与野党が債務上限の一時拡大で合意し、債務不履行が回避される見通しとなったことが好感され、NYダウは大幅に3日続伸。
これをうけて今日の日経平均は28031円で寄り付き、高く始まりました。
10時48分に28321円まで上げ、一時上げ幅は600円を超えました。
ただ、大引けにかけ上昇幅を縮める動きとなり、引けは+370円の28048円で終了。
日経平均は28000円台にのせて、続伸となりました。
売買代金は前日よりも増加して3.1兆円台でした。
来週月曜日も上げて、戻りがまだ続くのか、注目される
本日、28321円まで上げ上げたことで、10/4~5にかけて空けたマド(28058~28343円)をほぼ埋める動きとなりました。
ただ、引けにかけて上げ幅を縮小したので、日足の形状は上髭ありのトウバに近い形でした。
本日の上げで5日線(今日の時点で27904円)は超えてきましたが、まだ同線は下向きとなっています。
来週月曜日も上げて、戻りがまだ続くのか、注目されるところです。
なお、30795(9/14)から27293(10/6)まで、二段下げの形となっています。
一段目の下げ:30795(9/14)⇒29573(9/22) ▲1222円(6日)
二段目の下げ:30414(9/27)⇒ 27293(10/6) ▲3121円(8日)
現状は、二段下げ後の戻りを入れる動きとなっているのですが、もう一段の下げがあり、三段下げとなる形を想定しています。
その場合の動き方として、次の2パターンを想定しています。
1)数日程度戻りを入れた後、三段目の下げに入る
2)週週間程度戻りを入れた後、三段目の下げに入る
従来は1)のパターンを想定していたのですが、ここから2018年10月~12月の調整局面と似たような動き方になる可能性もあるかもしれないと考えたので、今回、2)のパターンも想定に追加しました。
上記1)のパターンであれば、昨日の記事でも書いたように、10月下旬に一旦底を入れる形になるのではないかと見ています。
一方、上記2)のパターンであれば、底を入れるのは11月以降にずれる形になると思います。
どちらのパターンになるのかは、ここからの戻り方をみて判断する感じかと考えております。