前日の米国株式市場の上昇を好感して日経平均は29385円で寄り付き、170円程度高い水準でスタートしました。
その後も上値を追う展開となり、9時55分に29489円まで上昇。
上げ幅一時270円程度になりました。
ただ、29500円近辺に近づくと上値は重いと意識され、後半は伸び悩む展開に。
14時25分に29222円まで値を下げて、上げ幅は7円程度にまで縮小しました。
引けは+40円の29255円で終了。
日経平均は続伸となりました。
売買代金は前日よりも増加して2.7兆円台でした。
本日の高値は29489円まであり、29500円に接近する
本日の高値は29489円まであったので、61.8%戻りの29457円を一時上回りました。
ただ、その後は上値が重い展開となったので、日足は上髭ありの陰線引けでした。
30795(9/14)から27293(10/6)までの下げ幅▲3502円に対する61.8%戻りが29457円で、9/22につけた安値が29573円なので、29500円近辺はけっこう重要な節目となります。
ここを明確に超えてくると、9/14につけた高値30795円を目指す動きになる可能性もあります。
ただ、昨日の記事で書いたように、2/16につけた高値30714円から20日程度で高値をつけるサイクルが継続しているとしたら、27293(10/6)からの戻りはそろそろピークアウトとなる可能性があります。
また、恐怖指数と呼ばれるVIX指数が本日15.57をつけるところまで低下している点もやや注意が必要かと考えています。
今年に入ってからの同指数の動きをみると、16を割ったところで切り返すという動きを繰り返しているので、この動きがまた繰り返すようであれば、そろそろVIX指数が反転して上昇してくる可能性があります。
同指数が上昇するということは、米国株が下げるということになるので、これまで戻してきた米国株が売られて日経平均も下げるという展開となる可能性も考えられます。
今は、重要な節目となる29500円に接近しており、VIX指数も16を割り込む動きとなっているので、短期的にここからどう動いてくるのかが大いに注目されるところです。