前日の米国株式市場は、予想よりも好調な内容となっている企業決算が材料視され、NYダウは8月半ばに付けた過去最高値を更新。
ただ、今日の日経平均は29152円で寄り付き、100円程度下落してスタートしました。
10時37分に29220円まで戻して下げ幅を30円程度にまで縮める場面もありましたが、そこから下げ幅を拡大する展開に。
14時45分に28688円をつけたあと、そのまま日中の安値圏で取引を終了。
日経平均は▲546円の28708円で、3日ぶりに大幅反落となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.4兆円台でした。
5日線、25日線、200日線を割り込む
本日、28708円で引けたことで、5日線(今日の時点で29054円)を大きく割り込んだほか、25日線(今日の時点で29098円)、200日線(今日の時点で28793円)も割り込む動きとなりました。
27293(10/6)で安値をつけてから、昨日29489円まで上げるまで、5日線を維持する形で順調に上げてきました。
昨日29489円までの上げ幅は2196円で、上げの日柄は11日でした。
ただ、本日5日線を大きく割れてきたことで、ここまでの戻り基調に変化が出てきた可能性があります。
明日反発して10/15の終値(29068円)を超えてくれば5日線は上向き基調を維持しますが、下回ると上向き基調から下向きに基調が変化します。
昨日の記事でも書いたように、29500円近辺は目先重要な節目となります。
重要な節目となる29500円に接近し、VIX指数も16を割り込む動きとなっている。短期的にここからの動向が注目される
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この節目を前にして、跳ね返されて下落に転じるのか、それとも、今日の下落は一時的ですぐに切り返してくるのか、目先動向が注目されます。