前日の米国株が安かったこともあり、朝方は前日までの弱い動きが継続し、売り優勢となり、日経平均は29046円で寄り付き、60円程度安い水準でスタートしました。
ただ、安値は29040円までで、心理的なフシ目の2万9000円を割り込まなかったことから、そこから上げに転換。
11時18分に29336円まで上昇しました。
その後は、明日12日早朝にMSCI採用銘柄の定期見直しが発表されるほか、11月限先物・オプションのSQ値の算出も控えることから、手控えムードが広がり、伸び悩む展開に。
引けは+171円の29277円でクローズ。
日経平均は5日ぶりに反発となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.4兆円台でした。
前日まで5日連続陰線をひいた後、切り返す
今日は日経平均は反発となりましたが、騰落銘柄数は値上がりが860銘柄に対して、値下がりが1233銘柄で、値下がり銘柄が優勢でした。
日足の形状は、前日の陰線を包む形の陽線となっており、29000円の節目を割らずに反転してきているので、目先的には戻りを試す感じの動きとなりそうな感じです。
ただ、10/6に27293円で安値をつけてからの戻り方が、やや鈍い感じの動き方になっている点は気になる点になります。
27293(10/6)から29489(10/20)まではいい感じで上げてきたのですが、そこから28472(10/25)まで下げた後の戻りが29880(11/4)でストップ。
その後、5日連続陰線をひいて、本日、29040円まで下げた後、切り返しの動きとなっています。
27293(10/6)から上げ波動が再開しているのであれば、28472(10/25)まで下げた後の戻りが29880(11/4)で止まらずに更に上に行ってもおかしくないのですが、29880(11/4)で止まって昨日まで下押す動きとなっているので、果たして27293(10/6)からの上げが上げ波動が再開しての上げとなるのか、疑問視されるところです。
27293(10/6)から上げ波動が再開しているのか、それとも、27293(10/6)から上げは調整過程の中間反騰なのか、現時点では判断がつきかねるというのが正直なところです。
今日の安値から切り返して29880(11/4)を抜けてくると27293(10/6)から上げ波動が再開しているという見方が強まってくると思いますが、29880(11/4)を抜くことができずにまた下げてくると調整継続という見方が強くなってくると思います。
短期的には方向性を見極める局面になるかと考えます。