前日の米国株市場は、好調な米個人消費動向を背景に主要3指数が4連騰。
s&p500は連日の高値更新で、NYダウは36306ドルまで上げ、11/8の高値36565ドルにあと260ドル程度に迫りました。
これをうけて今日の日経平均は28953円でスタート。
円安・ドル高も支えとなり、先物買いを交えて上げ幅を拡大し、9時48分に29121円まで上げ、一時上げ幅は400円を超えました。
大引けは+392円の29069円で、3日ぶりに大きく反発しました。
売買代金は前日よりも増加して2.1兆円台でした。
日経平均は3日ぶりにマドを空けて大きく反発
今日の日経平均は、前日の日中高値が28805円に対して、同安値が28879円なので、70円程度マドを空けて上げる形となりました。
また、29121円まで上げたことで、12/16の戻り高値29070円を抜けてきました。
今日の上げで、29960(11/16)と29070(12/16)を結んだ抵抗ラインと、200日線(今日の時点で28831円)を抜けてきました。
昨日の記事でも書いたように、28800円近辺にあった注目ポイントを本日引け値ベースで超えてきたので、30795(9/14)の高値から続いてきた5波構成の三角保ち合いが終了となった可能性も出てきました。
一応、現時点では、5波構成の三角保ち合いは以下のような波動構成になっているのではないかと考えています。
a波:30795(9/14)⇒ 27293(10/6)
b波:27293(10/6)⇒ 29960(11/16)
c波:29960(11/16)⇒ 27588(12/3)
d波:27588(12/3)⇒ 29070(12/16)
e波: 29070(12/16)⇒ 27937(12/20)?
この見方が正しければ、27937(12/20)から上げトレンドに回帰していることになると思います。
一方で、d波が29070(12/16)で終わらずにまだ続いているという見方もできます。
この場合は、27937(12/20)からの戻りは29960(11/16)を超えられずに再度下値を試す動きになると思われます。
上げトレンドに回帰しているのか、それともd波の戻りがまだ続いており、三角保ち合いがまだ終了していないのか、については、29960(11/16)を超えられるのかどうかによります。
よって、現状では、5波構成の三角保ち合いが終了となった可能性も出てきましたが、最終的な判断は29960(11/16)を超えられるのかどうかにより、判断することになります。