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不安定な動きが続いているが、市場の天井打ちを警戒するのはまだ早いのではないか

日経平均 日経平均
出所:SBI証券
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朝方は前日の急落を受けて自律反発狙いの買いが先行し、日経平均は28711円で寄り付き、高く始まりました。

9時20分に28813円まで上げたものの、そこからは本日米雇用統計が発表されるほか、国内の3連休を前にした週末でもあることから、手仕舞い売りが優勢となり、11時9分に28293円まで下落しました。

その後は戻したものの、引けは▲9円の28478円で終了。

日経平均は小幅に続落となりました。

売買代金は前日並みの3.0兆円台でした。

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今年はまだ上昇の余地が残されているのではないか?

本日は続落となりましたが、日足は下髭をつける形で、やや下げ渋りとなりました。

日経平均は昨日に続いて25日線(今日の時点で28599円)を割り込む形となっていますが、TOPIXは1995.68で引け、25日線(今日の時点で1984.75)をまだ維持する形となっています。

日経平均は昨日、25日線、75日線、200日線をいずれも割り込む動きとなっていますが、TOPIXは75日線は割れたものの、25日線と200日線は維持しているので、ここで踏ん張ることができるのか、という点が焦点となります。

一目均衡表で見た場合、TOPIXの遅行線は今のところ陽転しているので、下げがここで踏みとどまり、再度反転してくることができれば、一目均衡表の雲の上限(今日の時点で2015.15)を超えてくることができるので、先行きに期待できる形になると思います。

なお、FRBがタカ派になったということで金利が上昇し、マーケットが動揺して昨日の急落につながったのですが、本格的に売りに転じるのはまだで、今年はまだ上昇の余地があるのではないかと考えています。

過去の米国の利上げ局面を見てみても、マーケットが天井をつけるのはFRBが利上げに転じた後に ある程度タイムラグをおいてからとなっています。

この点から鑑みると、今年はFRBが利上げに転じるとみられていますが、まだ1回目の利上げも実施されていない状況下にあるので、市場の天井打ちを警戒するのはまだ早いのではないかと思っています。

エリオットの波動カウントでみても、今はコロナショック後に始まった5波構成の上昇波の中の4波目の調整をやっている所とみているので、まだもう 1波動、上げる局面があるのではないかと考えています。

よって、現状不安定な動きが続いていますが、本格的に売りに転じるのはまだ早いのではないかと想定しています。

くりっく株365
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日経平均

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