前日の国株市場で、注目されたパウエルFRB議長の米上院での証言が、事前に警戒されていたようなタカ派色の強い内容ではなかったことが好感されて主要株価指数が揃って上昇。
なかでもハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の上げが目立ったこともあり、日経平均は28449円で寄り付き、200円以上高く始まりました。
その後も買い優勢の地合いが継続し、大引け前の14時56分に28814円まで上昇。
そのまま高値圏で引け、+543円の28765円で終了。
日経平均は4日ぶりに急反発となりました。
売買代金は前日並みの3.0兆円台で、連日の3兆円超え。
騰落銘柄数は、値上がりが1924銘柄に対して、値下がりが219銘柄で、全面高の1日でした。
TOPIXは、25日線、75日線、200日線をいずれも超えてくる動き
前日の米国株高をうけて、今日は大きく上げてきました。
日経平均は25日線(今日の時点で28647円)を超えて、200日線(今日の時点で28798円)に接近。
TOPIXは、25日線、75日線、200日線をいずれも超えてくる動きとなりました。
なお、従来から書いているとおり、30795(9/14)の高値から5波構成の三角保ち合いが継続しているとみているのですが、この見方が正しいとしたら、ここから29388(1/5)の戻り高値を抜けてくることができるかどうかが焦点となります。
これを超えてくると、5波構成の三角保ち合いが昨日につけた安値28089円で終了。
以降、上昇波に移行したという見方が強まってきます。
なお、今のところ、日経平均よりもTOPIXの方が動きがよいので、1/5につけた2042の戻り高値をTOPIXが超えられるのか、という点も併せて見ておく必要があります。
仮に1/5の戻り高値を超えてくるとしたら、TOPIXの方が先に同高値を抜けてくると思いますので、TOPIXの方が先に同高値を抜けてきたら、日経平均もその後追いで高値を抜ける可能性が強まってくると思います。
昨日の安値からの反発が明日以降も継続するのかが目先的に注目されます。