5日線が上向き基調をこのまま維持できるかどうかが目先の焦点

前日の米国市場で長期金利が上昇し、ハイテク株が売られて、米国株は下落でした。

これをうけて今日の日経平均は、26932円で寄り付き、下落してスタート。

9時8分に26784円まで下げて、一時下げ幅は400円近くになりました。

売り一巡後は持ち直し、10時22分に27203円まで上げましたが、新たな手掛かりに乏しいことから、再びマイナス圏に沈み、大引けは▲78円の27093円で終了。

日経平均は3日ぶりに反落となりました。

商いは低調で、売買代金は前日よりも減少して2.0兆円台でした。

3日ぶりに反落となったが、5日線は今日も上向き基調を維持

今日は、安寄り後に切り返して引けたので、日足の形状は一応陽線となりました。

25日線（今日の時点で27092円）を辛うじて維持し、5日線（今日の時点で26853円）を3日連続で上回る形になっています。

本日は下落して終了しましたが、5日線は今日も上向き基調を維持していますので、戻り基調はまだ維持していると思われます。

なお、TOPIXは1896.31で引け、5日線（今日の時点で1889.53）を上回っていますが、同線は昨日（昨日の時点で1889.63）とほぼ同程度なので、横ばいとなっています。

昨日の記事で書いたように、4/12につけた安値から反転基調に入っている可能性もあるとみているのですが、仮にその見方が正しいとしたら、次週月曜日は5日線を割り込むことなく、反発してくると思われます。

しかし、次週月曜日も下落し、続落となると、せっかく上向きとなった5日線が再び低下してくる可能性が出てくるので、その場合は、再度、4/12につけた安値を試す動きとなるかもしれません。

ということで、5日線が上向き基調をこのまま維持できるかどうかが目先の焦点となると考えます。