前週末の米国株市場ではＮＹダウが一時600ドル強の下げをみせた後、終盤急浮上し、わずかながらプラス圏で取引を終え、やや長い下ヒゲをつけました。
これを受け、今日の日経平均は26991円で寄り付き、250円程度上げて開始しました。
その後も、空売りの買い戻しを絡めて上値追いが継続。
9時26分には27047円まで上昇し、27000円台を回復しました。
ただ、買い一巡後は伸び悩み、11時17分には26832円まで押し戻されたのですが、そこからまた買いなおされて、引けは＋262円の27001円で終了。
日経平均は続伸となりました。
売買代金は2.6兆円台でした。
NYダウは、そろそろ一旦戻りを試す動きが出てきても、おかしくないのでは？
前日の日中高値が26769円に対して、今日の同安値が26832円だったので、60円程度マドを空けて上げる形になりました。
また、28338（3/25）と27580（4/21）を結ぶ上値抵抗ラインが、直近で26800~26900円辺りまで降りてきていたのですが、今日の引け値は27001円だったので、一応これを超えてきました。
なお、今日の日足の形状は、寄り値と引け値がほぼ同じだったので、十字線でした。
十字線は気迷いを感じさせる足ではあるのですが、前日よりもマドを空けて、上値抵抗線を超えてきたのはポジティブ要因になると思われます。
今日の日中高値が27047円までで、5/6の27072円と、5/18の27053円を超えることができなかったのですが、この先、これらの水準を超えてくると、戻り方向の動きが強くなってくるのではないかと想定します。
なお、NYダウは36934（1/4）で高値をつけてから、先週の金曜日に30635ドルまで下げて、年初来の安値を更新する動きが続いています。
高値をつけてから4.5か月程度調整する動きが続いているのですが、なかなか下げ止まらない点は、やや懸念されるところになります。
もしかすると、NYダウは36934（1/4）で高値をつけてから、長い調整局面に入っているかもしれないのですが、ただ、仮に長い調整局面に入っているとしても、一貫して下げ続けるわけではなくどこかで反転する局面があると思われます。
直近で見ると、NYダウは35492（4/21）で戻り高値をつけてから、ほぼ1か月間（日柄では22日）下げる動きが続いています。
この点からすると、36934（1/4）の高値からの調整が終わらなくても、そろそろ一旦戻りを試す動きが出てきてもおかしくはないのではないかと思うのですが、どうでしょうか。
