前週末に発表された米5月のCPIは、前年同月比8.6%上昇と市場予想を上回り、40年5カ月ぶりの水準となり、インフレ懸念が高まるなかでNYダウが880ドル安と急落。
これをうけて今日の日経平均は27369円で寄り付き、400円以上下げて開始しました。
その後も断続的に売りが継続し、13時53分に26948円まで下落。
最終的に▲836円の26987円となり、27000円を割り込んで引けました。
日経平均は大幅下落で続落となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.8兆円台でした。
NY株は5月20日につけた安値を維持できるのか?
先週末の日中安値が27795円だったのに対して、今日の同高値は27389円だったので、前日よりも400円程度マドを空けて下げる形となりました。
先週金曜日もマドを空けて下げているので、マドを空けての下落は2日連続となっています。
なお、夜間市場に入ってからの下落が続いており、日経平均先物は一時26640円をつける所まで下げています。
仮に明日もマドを空けて下げる形になると、3日連続でマドを空けて下げる形となり、三空でのマドあけが示現する形となります。
三空でのマドあけが示現した場合、三空叩き込み買いに迎えという相場格言があるように、一旦切り返しに転じる可能性もあります。
ただ、2つマドを空けて下げても、なかなか3つマドを空けて下げる形は出ないので、明日この形が示現するのか、注目されるところです。
そのほか、大幅安の元凶となっているNY株は、5月20日から続いてきた戻りから下げに転じて、5月20日につけた安値を再度試しにきています。
ここでこの安値を維持できるのか、それともあっさりと当該安値を割ってくるのかにより、日本株の先行きも異なってきます。
よって、この点がどうなるのかも、注目されるところです。