前日の米株式市場は、NYダウは741ドル安で、3万ドル割れ。
これをうけて今日の日経平均は、25988円で寄り付き、26000円台を割れてスタートしました。
9時3分に25720円まで下げ、下げ幅は700円を超えました。
ただ、この日の日銀金融政策決定会合で金融政策の現状維持が発表されると、市場にはイベント通過の安心感も広がり、後場に入ると下げ幅を縮小。
14時26分に26072円まで戻り、26000円台を回復しました。
そこから引けにかけてやや押されて、大引けは▲468円の25963円で終了。
日経平均は大幅反落となりました。
売買代金は前日よりも増加して4.2兆円台でした。
5/11につけた25688円の安値に接近
米国株安がなかなか止まらないため、日本株も不安定な動きが続いております。
ただ、次のような点から考えると、一旦下げが止まる局面も近づいてきているようにも思われます。
1)今日の安値は25720円まであり、5/11の25688円近辺まで下落してきている。
2)28389(6/9)から4回目のマド空けでの下げとなっている。
昨日の日中安値が26431円に対して、今日の同高値が26072円だったので、350円程度マドを空けて下げる形となり、28389(6/9)から4回目のマド空けでの下げとなっています。
3)今日の日足の形状は、十字線
今日は安寄りして700円以上下げた後、戻して寄り値近辺で引ける形となったので、日足の形状は十字線となっています。十字線は売り買いが拮抗している状態で、相場の転換点を暗示しているともいわれているので、この近辺で基調転換があるのか、注目されます。
4)騰落レシオ(6日)は、33.73%まで低下
騰落レシオ(6日)は、33.73%まで低下しているので、3/9に今年の安値をつけた時の35.6%を下回ってきています。