7月のFOMCで1%利上げの可能性は薄れたとの見方が強まったことが好感され、前日の米国株市場は大きく上昇。
これをうけて今日の日経平均は、27295円で寄り付き、300円以上上げてスタートしました。
その後も値を上げる動きが続き、15時に27692円で日中高値をつけて高値圏で終了。
日経平均は+718円の27680円となり、大幅高で5日続伸となりました。
売買代金は前日よりも増加して2.8兆円台でした。
引け値ベースで200日線の水準も回復
今日は27295円で始まったので、寄り値で27062.31(6/28)と27062.17(7/11)の戻り高値を抜けて始まりました。
また、昨日の日中高値が27043円に対して、今日の同安値は27295円だったので、前日よりも250円程度マドを空けて上げる形になりました。
そのほか、今日の大幅高で、一目均衡表の遅行線も陽転入りとなりました。
今日はマドを空けての陽線引けで、これまでなかなか抜けることができなかった27062.31(6/28)と27062.17(7/11)の戻り高値も抜けて、更に一目均衡表の遅行線も陽転入りとなっているので、久しぶりに地合いが良い感じでの動きとなりました。
また、27680円で引けたので、200日線(今日の時点で27611円)も超えてきています。
昨日の記事でも書いたように、前回200日線を超えたのは、6/8と9の2日間だけだったので、200日線超えを継続できるのか否かはとても注目されるポイントになります。
昨年12月あたりから200日線が下向きに転換し、それと合わせるように、日経平均も下落基調となり、24681(3/9)まで低下する形となっています。
仮にここで200日線超えを維持できるようになると、同線が下向きから上向き基調に転換してくる可能性が出てきます。
(ただし、200日前の引け値の水準はまだ高いので、少なくとも28000~29000円辺りを超えてこないと、同線が下向きから上向き基調に転換してくる可能性はまだ低いままです)
200日線が下向きから上向き基調に転換してくると、戻り継続となる可能性が高くなってくるので、まずは200日線超えを維持できるかどうかが注目されるポイントになってきます。