前日の欧州株市場が全面高に買われたほか、米国株市場でもハイテク株中心に買い戻されナスダック指数の上げが際立つ展開だったことで、朝方から大きくリスクオンに傾きました。
日経平均は、27167円で寄り付き、400円近く高寄りで開始。
9時3分に27229円まで上げました。
そこから押し戻される展開となり、10時36分に26910円まで値を下げて、一時上げ幅は130円程度まで縮まりました。
その後は再び買われる展開となり、大引けは+380円の27156円で終了。
日経平均は反発で引けました。
売買代金は前日よりも増加して2.7兆円台でした。
反転方向に向かい始めた可能性が高いか?
前日の日中高値が26814円に対して、今日の同安値が26910円だったので、100円程度マドを空けて上げる形になりました。
10/13~14にかけても26408~26595円でマドを空けているので、直近ではそれに続いて2度目のマド空けでの上げとなりました。
今日は27156円で引けたので、27399(10/6)の戻り高値に再び接近してきています。
昨日の記事で、「今日の安値で踏みとどまり、10/13~14に空けたマドを埋めずに、明日反転してくる形になると、27399(10/6)抜けを試す方向に動いてくるのではないかと考えます」と書いたのですが、結局、26408~26595円で空けたマドを埋めずに、切り返す動きとなっているので、反転方向に向かい始めた可能性が高いのではないかと考えます。
ここからまずは、27399(10/6)を抜けられるのか、という点が最初のポイントになり、仮にそれを抜けることができれば、その次は28659(9/13)、またその次は29222(8/17)が節目となってきます。
なお、10月6日の記事で書いたように、29222(8/17)を超えられるかどうかが大事ねポイントになってきます。
ここから戻したとしても29222(8/17)を抜けられずに反落した場合は、その先の先行きには注意が必要になってくると考えております。