前日の米国市場は小幅下落で終了しました。
しかし、日経平均は27137円で寄り付き、10円程度高く始まりました。
その後も時間外取引の米株先物が堅調な値動きとなって、投資家心理を支援し、相場の戻りに弾みが加わり、12時31分に27399円まで上昇。
それ以降は高値圏で推移をしましたが、週末の米雇用統計の発表や、国内3連休を前にして、小動きで終始。
日経平均は+190円の27311円で引け、4日続伸となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.7兆円台でした。
日経平均は4日続伸で、27268(9/7)を超えてくる
今日の日経平均は27311円で引けたので、200日線(今日の時点で27316円)近辺でクローズ。
これで4日続伸となり、25621(10/3)の安値からの上げ幅は+1778円となりました。
10/3の記事で、「29222(8/17)からの調整が終了となるためには、27268(9/7)を超えてくる必要があると考えます」と書いたのですが、今日の高値は27399円まであったので、27268(9/7)は超えてきました。
25621(10/3)で安値をつけてから戻りが早く、また、27268(9/7)も超えてきたので、25621(10/3)で当面の安値をつけた可能性はより強くなってきました。
なお、ここから先の見方としては、次の2パターンが考えられます。
1)25621(10/3)で安値をつけて、再び上昇トレンドに回帰する。
2)調整局面は終わっておらず、25621(10/3)からの反発はあくまでも調整過程の中の戻り局面で、反発が終わった後は再度下方向に向かい、25520(9/20)は割り込んでくる。
現状では、上記2)のパターンを想定しています。
この場合、戻りの期間としては1.5~2か月程度ではないかと思うので、11月後半から12月辺りが戻りのピークとなるかもしれません。
なお、上記1)のパターンも考えられますが、そうなるためには少なくとも29222(8/17)を抜けてくる必要があります。
一応、現時点では、上記2)のパターンをメインで考えつつ、今後の戻り具合なども見ながら、どちらのパターンとなるかを見極めていくところかと考えております。