前日の米国株市場で、米10年債利回りが3.6%台半ばまで上昇したことを嫌気してハイテク株が売られ、NYダウ、ナスダック指数ともに下落しました。
しかし、東京市場では外国為替市場で1ドル132円台半ばまでドル高円安が進行したことを背景に朝方は買いが先行し、日経平均は27744円で寄り付き、小高く始まりました。
9時16分に27814円まで上げたものの、その後は売りに押されて、13時51分に27662円まで下落。
そのまま安値圏で引けて、▲8円の27685円で終了。
日経平均は5日ぶりに下落となりました。
売買代金は3兆円に届かず、2.6兆円台でした。
NYダウが今日下げると、34334(2/1)からの下げの日柄が三角保ち合い中、1波目と3波目の下げの日柄と並ぶ
今日も昨日と同様、高寄り後に押されて引けたので、日足の形状は陰線となりました。
昨日も陰線で引けており、昨日80円程度マドを空けて上げているので、これで戻り高値圏で陰線が2本並ぶ形になっています。
この形は、上放れの並び黒という形になるのですが、これは、トレンドの末期を暗示しているものの、まだ買いシグナルとされる、とも言われています。
ただ、戻り方向にはあるものの、陽線が並んであげるという動きにはなっていないので、昨日まで4日続伸だったこともあり、ここら辺りで一旦小休止となる可能性もあるかもしれません。
なお、米国株市場で、NYダウは34712(12/13)をつけてから横ばいの動きとなっています。
NYダウのこの横ばいの動きは、5波構成の三角保ち合いをやっているようにも見えます。
仮に5波構成の三角保ち合いをやっているとしたら、今は34334(2/1)から最後の5波目の下げをやっているように見えなくもありません。
34334(2/1)から昨日までの日柄が4日で、1波と3波目の下げの日柄がともに5日(両端入れ)なので、仮にこれと同日柄を5波目の下げでも下げるとすると、NYダウは今晩5波目の安値をつけるということになります。
NYダウは、34712(12/13)からの三角保ち合いの動きが終れば、2022年1月につけた高値36952を目指して再度上昇基調に戻ると考えておりますので、どのタイミングでこの5波目の下げが終わるのかは注目されるポイントになると考えます。