前日の米国株市場で、7月の米消費者物価指数の発表を控え、買いが見送られる形でNYダウ、ナスダックともに下落。
これを受けて今日の日経平均は、32015円で寄り付き、190円程度下落して開始しました。
ただ、外国為替市場でドル高・円安に振れたことが全体相場の支えとなったほか、中国人の日本への団体旅行を中国政府が解禁する方針が伝わり、インバウンド関連株などをはじめ内需株に買いが広がり、プラス圏に浮上。
14時58分に32504円で高値をつけ、大引けは+269円の32473円で終了。
日経平均は、反発となりました。
売買代金は4.1兆円台でした。
TOPIXは8/8の高値を超える
昨日は下落で陰線引けとなったのですが、今日は安寄り後切り返して引けたので、陽線で引けました。
前日の陰線を今日の陽線で包み込む形状となっており、日足の形状は包み足となっています。
また、25日線(今日の時点で32528円)は回復できませんでしたが、そこに近づく形で反発となっています。
今日の高値は32504円だったので、8/8の32539円は超えることがまだできていませんが、TOPIXの高値は2304.79まであり、8/8の2300.27を超えてきています。
日経平均は、8/2~3で空けたマド(32467~32628円)を埋めることがまだできていませんが、TOPIXについては8/2~3で空けたマド(2285.65~2296.42)をすでに埋めてきています。
日経平均よりもTOPIXの方が動きがよく、8/1につけた高値2337.91にも近づいてきていますので、次週、TOPIXが同高値を超えてくるような展開になると、日経平均も33772(6/19)の高値からの調整が31830(8/7)で終了。
以降、反転局面に入ったとする見方が優勢になってくると思われます。
日経平均が反転局面に入った場合、33772(6/19)の高値を抜け、34000~35000円あたりをめざす展開になると想定します。