前日の米株式市場では、米利上げに対する警戒感が後退したことから買いが先行し、NYダウが407ドル高と大幅高。
これを受けて今日の日経平均は、32430円で寄り付き、170円程度高く始まりました。
10時7分に32539円まで上げたものの、そこから売りに押されて、11時3分に32238円まで下落。
一時、マイナス圏に落ちる場面もありました。
ただ、そこから再度プラス圏に浮上し、大引けは+122円の32377円で終了。
日経平均は、3日続伸となりました。
売買代金は3.6兆円台でした。
底入れとなるためには、少なくとも25日線は回復してくる必要がある
今日の日経平均は続伸となり、5日線(今日の時点で32338円)を上回りました。
ただ、25日線(今日の時点で32611円)までは届かず。
また、5日線も下向きのままです。
日経平均は31830(8/7)まで下げて、かろうじて31791(7/12)を割れずに反発となっていますが、底入れ反発になったとはまだ言えない状態です。
底入れとなるためには、少なくとも8/2~3で空けたマド(32467~32628円)を埋めてくる必要があります。
この水準は25日線に近い水準でもありますので、まずは同線水準を超えてくることができるかどうか、というところが目先の注目点となります。
なお、同水準を比較的早期に超えられないと、まだ調整局面が続き、31791(7/12)を割れてくる可能性も考えられます。
仮に31791(7/12)を割れてきた場合、33772(6/19)から31791(7/12)までの下げ幅がだいたい2000円なので、33488(8/1)から同程度の値幅を下げる31500円あたりが最初の下値のメドとなるのではないかと想定します。