先週のジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演がややタカ派寄りとみられたにもかかわらず、米国株市場は上昇。
これを受け、きょうは空売り筋の買い戻しの動きが入り、日経平均は31915円で寄り付き、290円程度高く始まりました。
9時34分に31881円で日中安値をつけた後、上げ幅を拡大する展開になり、大引け前の14時57分に32205円まで上昇。
大引けは+545円の32169円で終了し、日経平均は大きく反発となりました。
売買代金は2.8兆円台でした。
日経平均はここから33772(6/19)の高値抜けを目指す展開となり、9月~12月の中で当面のピークをつける展開になるか?
今日の日経平均は切り返す動きとなり、8/24~25にかけて空けたマド(31885~32063円)を完全に埋めてきました。
今日の日中高値は32205円までだったので、8/24につけた戻り高値32297円までは届いていません。
しかし、TOPIXは、上げ幅は日経平均よりも小さかったものの、日中高値は2301.22まであり、2299.81で引けたので、8/24~25にかけて空けたマド(2273.76~2277.69)を完全に埋めたほか、8/24につけた戻り高値2289.58を超えてきました。
また、25日線(今日の時点で2282.44)も明確に上回ってきました。
今日のこの動きにより、33772(6/19)からの調整波は31275(8/18)で終了。
以降、上げ波動に回帰したとする見方が強まりました。
仮にその見方が正しければ、日経平均はここから33772(6/19)の高値抜けを目指す展開となり、9月~12月の中で当面のピークをつける展開になると考えます。
なお、当面のピークをつけた後は、米国の景気後退懸念で米国株が下落。
それにつられて、日本株も2024年にかけてしばらく調整する動きとなるパターンを想定しています。
ただ、その後は切り返しに転じて、本格的な上昇相場に発展すると考えています。