前週末の米国株式市場での半導体株安や、日銀の早期正常化への思惑による為替の円高基調が投資家心理を圧迫。
今日の日経平均は39232円で寄り付き、450円程度安い水準でスタート。
その後、13時52分に38496円まで下落し、一時下げ幅は1000円を超えました。
大引けは▲868円の38820円で終了。
日経平均は急反落となりました。
売買代金は5.2兆円台でした。
これまで堅調だった米国株についても変化の動きが顕在化してくるのではないか
先週末の日経平均の安値が39551円に対して、今日の同高値が39241円だったので、310円程度マドを空けて下落しました。
今日の安値は38496円で、25日線(今日の時点で38408円)近辺まで下げる形になりました。
日経平均は昨年10月の安値30487円から上昇を開始。
3月7日の40472円まで、5か月程度で10,000円近く上げました。
その間、今日のようなマドを空けて下げる動きは見られず、また、最大の下げ幅は10月26日の▲668円でした。
ただ、今日の下げ幅は▲868円で、上記下げ幅を上回りました。
また、これまで見られなかったような高値圏でマドを空けて下げる動きとなったことで、昨年10月からの上昇相場は、3月7日の40472円でひとまずピークを打った可能性が強くなってきました。
なお、米国株市場は、まだ大きく下げる動きにはなっていませんが、NYダウにやや変調の兆しもみられるので、これまで堅調だった米国株についても変化の動きが顕在化してくるのではないかと考えております。