前日の米株式市場で、NYダウは小幅に4日続落しましたが、ナスダック指数は271ポイント上昇して急伸。
この流れを受けて今日の日経平均は、39722円で寄り付き、280円程度高い水準でスタート。
9時3分に39774円で日中高値をつけた後は、戻りに押されて10時11分に39457円まで下落。
そこから切り返したものの、引けにかけて再度戻りに押されて、大引けは+80円の39523円で終了。
日経平均は、3日ぶりに小反発となりました。
売買代金は4.5兆円台でした。
日米の株式市場の中で、もっとも軟化の兆しがみられるのはNYダウになる
現状、日米の株式市場では、日経平均とNYダウはやや軟調な展開となっています。
ただ、日本株ではTOPIXはまだ堅調です。
日経平均は、一目均衡表の遅行線が陰転気味で推移しているのに対して、TOPIXの遅行線はまだ陰転入りしていません。
米国株では、NYダウの遅行線が陰転入りしており、昨日も38197ドルまで下げて一目均衡表の雲の下限まで一時下落する動きとなっているので、NYダウについてはここから切り返すことができるかどうかの正念場にある言えます。
一方で、s&p500とナスダック指数は堅調で、遅行線は陰転入りしておらず、ナスダックについては16442で引けて、3月21日につけた16538をうかがう位置につけています。
このように、日米株ともに、一部指数で軟化の兆しがみられるものの、残りの指数はまだ堅調で、強弱が入り混じる状況になっています。
このため、現時点ではまだ、方向性が見えていませんが、これらの指数の中で、もっとも軟化の兆しがみられるのはNYダウになります。
NYダウについては、上述したように、昨日つけた38197ドルを維持して切り返すことができるのかという所が目先注目されるポイントになります。
仮に当該安値を明確に割り込んでくると、昨年から続いてきた上昇局面で、初めて一目均衡表の雲の下限を割れることになるので、先行き黄色信号が灯る形になると考えます。