中東有事に対する懸念が急速に改善に向かうなか、リスク選好の地合いが鮮明となり、今日の日経平均は38779円で寄り付き、前日から400円以上高く始まり、9時10分に38990円まで上げて39000円台の目前まで上昇しました。
そこから売りに押されて、10時3分に38665円まで値を下げましたが、再度切り返して大引けは+436円の38790円で終了。
日経平均は4日ぶりに反発となりました。
売買代金は4.2兆円台でした。
TOPIXはまだ戻り高値を超えられず
日経平均は、先週6/18に38885円まで値を上げ、それまでの壁になっていた38500円処を上に抜けてきました。
ただ、そこから売りに押されて昨日まで3日続落となっていましたが、本日急反発して6/18の38885円を抜けて一時38990円まで上げる展開となりました。
日経平均は、フラット型の調整が継続している場合、37000円処への調整もあるかと思っていましたが、先週38500円処を上に抜けてきたので、そこまで調整することなく、5波目の上げに入ってきたのかと思われます。
ただ、TOPIXは5/29の2814.7が戻り高値で、まだ保ち合いの中の高値を超えることができていません。
今日の高値も2798.77なので、戻り高値更新までまだ少し距離があるというところです。
直近では、TOPIXよりも日経平均の方が一足早く上に抜けてきているのですが、TOPIXもそれに追いついて5/29の2814.7の戻り高値を抜けてくれば、昨年7月につけた最高値を目指す動きが鮮明になってくるのではないかと考えます。
ただ、ここからの上げは、上げの最終局面になると考えているので、仮に想定通りに上げていったとしても昨年7月につけた最高値を明確に抜くことができるかどうかは慎重に見ていく必要があると思っています。