今日の日経平均は、+203円の16169円と3日続伸。
売買代金は、前日よりも減少して1.7兆円台でした。
本日は15875円と、前日よりも安く寄り付いてスタートしました。
その後、9時14分には200円程度安い15770円まで下げる事がありました。
しかしそこからは切り返す動きとなり、14時45分には16202円まで上昇。
最終的には16169円と、日中の高値圏で取引を終えるかたちとなりました。
パニック的な急落が起こらない限り、今の段階で「買い」主体で考えていく事はない
日経平均はブレグジット懸念から、6/16に15395円まで売られました。
そこからはEU離脱懸念の後退を背景に3日続伸となり、16202円まで戻してきています。
昨日の記事「英国国民投票の結果を受けてマーケットが大きく動く可能性はあるので、そこまで様子見でもいいのでは?」でも書きましたが、このまま6/23の英国国民投票に向けて上げていくと、実際にEU残留が決定してもその後の上げの余地は限られてくる、と思います。
逆に、万が一離脱決定とかになったりすると、大暴落必死の展開になります。
著名投資家のジョージ・ソロス氏は、英国のEU離脱が決まれば英国ポンドは20%以上下落等とする、恐ろしい見通しを示していたりします。
EU残留が決定した場合、その後の上げの余地は限られてくる。
その一方で、EU離脱が決定となると、大暴落必死の展開になる。
ということは、今の段階で買い持ちで投票結果を待つというスタンスは、かなりリスクが高いという事になるように思われます。
なお、6/19の記事「英国国民投票を6/23に控え、そこに向けた投資戦略を考えてみる」でも書きましたように、仮にEU残留が決まったとしても、一旦は上げに転ずるものの、その後は米国経済に徐々に焦点が移っていき、次第に売り優勢になると見ているので、
ここからパニック的な急落とかが起こらない限り、今の段階で「買い」主体で考えていく事はないと思います。