今日の日経平均は+376円の16737円と、上げ幅を伴って反発しました。
ただ、売買代金は、前日よりも減少して1.8兆円台と2兆円割れとなり、久しぶりに上げ幅を伴って上昇した割には商いは盛り上がりに欠ける展開でした。
今日は16631円で寄り付いた後、その後の9時2分につけた16616円が日中の安値となり、以降は上げる動きになりました。
なお、先週金曜日の高値が16490円に対して、今日の安値が16616円だったので、先週金曜日より120円程度マドを空けて上げてきました。
先週木曜日から金曜日にかけて16490~16520円まで30円程度小幅にマドを空けて下がる動きとなっていたのですが、そのマドを埋め、一転して今度は上にマドを空ける形で上げてきました。
昨年12月に利上げが実施された際、当初は利上げを好感して株が上げるという動きが見られたが、その動きは長くは続かなかった
本日はアメリカでの利上げが近いとの見方を受けて、ドル円が先週金曜日の流れを引き継いで上昇。
それに連動する形で日経平均も上げ幅を伴って上昇となりました。
今日は前述したようなマド空けでの上昇になっている他、5日線や25日線を上回って上げてきているので、動きとしては強いという感じになっています。
このため、NY市場が早々に崩れるような動きにならない限り、ここから暫く戻り地合いが続き、8/12につけた16943円の戻り高値方向を目指すという展開になるのかもしれません。
よって、暫くは利上げ接近⇒ドル高⇒それを好感して株が上げる、という流れが短期的には続く可能性もあります。
しかし、昨年12月に利上げが実施された際も、当初は利上げを好感して株が上げるという動きが見られたのですが、後半になると、今度は一転して急落するという動きが見られました。
今の動きは、その時と動き方が似たような感じもします。
よって、チャート的には暫く動きが強そうな感じもするのですが、前述したような理由から安心して買って行って良い環境にあるわけではないと考えます。