2021年最初の取引となった本日の東京市場は、昨年末の米国株市場でNYダウが過去最高値を更新したことを引き継いでリスクを取る動きが期待され、日経平均は27575円で寄り付き、高く始まりました。
9時1分に27602円で日中高値をつけた後は、国内で新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、菅首相が緊急事態宣言を再度発令する方向で調整に入ったと伝わり、急速に値を消す展開となりました。
先物を絡めた売りを誘導したことで下げ足を速めることになり、10時には27042円まで下落。
一時400円近く下げる展開になりました。
ただ、その後は下げ渋る動きとなり、引けは▲185円の27258円で終了。
売買代金は前日並みの1.9兆円で、本日も2兆円には届かずでした。
マザーズ指数は3日続伸で、75日線超え
本日は、緊急事態宣言を再度発令する方向で調整に入ったと伝わったことが嫌気され、米株高に追随できずに2021年初日の日経平均は、下落でスタートとなりました。
ただ、日経平均とTOPIXはともに下落となったのですが、マザーズ指数は+2.13%と上げとなり、1222.01で引けました。
マザーズ指数は本日の上げで12/21につけた戻り高値1202.23を超えるとともに、75日線(今日の時点で1220.9)も超えてきました。
12/30の記事で、「ここから75日線(今日の時点で1219.74)を超えて、更に12/2につけた1279.02も抜けてくると、10/14の高値1368.19を目指す展開となってくるので、マザーズ指数の戻りがさらに続くかどうか、年明け以降の動きに期待したいと思います」と書いたのですが、75日線は超えてきました。
また、本日のマザーズ指数の売買代金は、前日の2123億円から2723億円に増加しており、商いも増えてきているので、ここから12/2につけた1279.02も抜けてくると、10/14の高値1368.19を目指す展開になってくると考えます。
本日は、年末にかけて強い動きだった日経平均は冴えない展開でのスタートとなった一方で、10/14の高値から2か月近く調整を続けていたマザーズ指数は強い感じでの動きとなりました。
マザーズ指数の調整が、12/22につけた安値1125.6で完了し、ここから再度上値追いの展開となるのか、期待して見ていきたいと思います。
それでは、皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。