前日の米国株市場でNYダウなど主要株指数が揃って大幅下落したことを受け、リスク回避の売りに押され、日経平均は27151円で寄り付き、100円程度下げて開始。
その後、10時13分に27279円まで上げ、プラス圏に浮上する場面もありましたが、政府が7日にも東京都など1都3県を対象に緊急事態宣言の再発令を検討すると表明したこともネガティブ材料視され、再び売りに押されて13時17分に27073円まで下落しました。
ただ、下値には買いが入り、それ以上下げる動きとはならず、引けは▲99円の27158円で終了。
日経平均は3日続落となりました。
売買代金は前日よりも増加して2.1兆円台で、2兆円は超えました。
米国株が昨日つけた安値も割り込む形になると、先行き黄色信号が点灯することに
日経平均は年初の1/4に27602円で高値をつけた後、下落する動きとなっており、今日は5日線(今日の時点で27256円)を割れてきました。
前日の米国株市場で、主要3指数は陰線引けで、5日線も割れる動きとなっています。
とりあえず、昨日の時点で、主要3指数は25日線を維持しています。
しかし、ここから同線を割り込み、また、昨日つけた安値(※)をも割り込む形になると、先行き黄色信号が点灯することになります。
(※)NYダウ:29881、S&P500:3662、ナスダック:12543
よって、米国株がここから切り返してくるのか、それとも、続落となるのかが目先注目されるポイントになると考えます。
米国株がここから続落となるようだと、日経平均の下値余地も拡がる可能性が強くなってくるので、米国株の動きは要注目です。