前日の米国株市場でNYダウなど主要株価指数が揃って急反発したことを受け、今日の日経平均は28614円で寄り付き、100円程度高く始まりました。
その後、9時2分に28673円まで値を上げました。
ただ、前日大きく上げていたこともあり、その反動が出て売りに押され、14時22分に28473円まで下落し、一時前日比でマイナスとなる場面もありました。
そこから引けにかけて再度戻る動きとなり、大引けは+44円の28562円で終了。
日経平均は続伸となりました。
ただ、商いは盛り上がりに欠け、売買代金は前日よりも減少して1.9兆円台で、2兆円の大台にと届かずでした。
今週、新規でIPOする銘柄の重複上場がピークを迎えるが‥‥
日経平均の日足は小陰線となったのですが、前日よりも上昇したことで5日線(今日の時点で28525円)を昨日に続いて上回りました。
ただ、日経平均に比べて、TOPIXの上げが鈍く、1971.51で引けたことで、TOPIXは5日線(今日の時点で1976.03)を昨日に続いて超えられませんでした。
本日は主力株の動きは今一つだったのですが、マザーズ指数は+3.47%の上げとなり、日中のほぼ高値で引ける形でした。
今週、新規でIPOする銘柄の重複上場がピークを迎えるのですが、今日は6銘柄の新規IPOがあり、明日は4銘柄、明後日は7銘柄の新規IPOがあります。
IPOの重複上場がピークを迎えないと、マザーズ指数の反転が見込めない可能性も考えられていたのですが、とりあえずマザーズ指数は昨日940で安値をつけたあと、昨日、今日と上昇となっています。
今日の時点でマザーズ指数は1000で引け、5日線(今日の時点で974.4)を上回るとともに、同線が下向きから上向きに転換してきています。
この点から鑑みますと、マザーズ指数は昨日の940で安値をつけ、反発局面に入ってきた可能性も出てきたかと思われます。
なお、マザーズ指数が本格的に切り返しの動きに転じてくるためには、直近の戻り高値1193(11/17)を超えてくる必要があるのですが、仮に反転開始となってもそこまで戻ることができるかどうかはわかりません。
ただ、12月17日の記事でも書いたように、マザーズ指数は日経平均に比べて大きく売られる動きとなっていたので、仮に反転開始となった場合、25日線(今日の時点で1055.24)や、75日線(今日の時点で1097.28)あたりまで戻る可能性はあるのではないかと考えます。