今日の日経平均は▲4円の19677円と3日続落。
売買代金も前日に引き続き、1.8兆円台で2兆円割れでした。
今日は昨日と似たような展開となり、前日と同程度の水準で寄り付いた後、10時42分には19570円まで下げ、一時は100円以上下げる場面もありました。
しかしそこからは切り返す動きとなり、寄り値に近い所で引けるという動きになりました。
昨日の日足は、50円弱下ひげをつける形なったのですが、今日は100円程度下ひげありの形でした。
日足の形状は、寄り値と引け値がほぼ同値の十字線の形状で、これで十字線が2本並ぶという形となりました。
今日は日経平均はマイナスで3日続落となったのですが、TOPIXは昨日に引き続いてプラスで終わり、値上がり銘柄が1092に対して、値下がり銘柄が751と、値上がり銘柄が値下がり銘柄を上回る動きとなりました。
ドル円は5/18につけた安値を維持できるのか?
全般的に為替は円高方向だったので、弱い相場であれば引けにかけて戻らず、もう少し安い水準でクローズとなってもおかしくなかったのですが、下げた後に戻る形となったので、相場の地合いとしては悪くなかったのかと思います。
ただ、19700円近くまで戻ると上値が重くなる感じがあります。
なお、非常に近いところで日経平均の動きを見ますと、現状では19449(5/18)の安値から19850(5/25)の高値まで、6日間(両端入れ)で401円上昇。
その後、19850(5/25)の高値から今日の日中安値19570円まで、4日間で280円の下落となっています。
もしも19449(5/18)で目先の安値をつけているのであれば、次のような点から、そろそろ切り返し方向に動いてきてもおかしくないのではないかと考えます。
①日足の形状は、昨日、今日と下ヒゲありの形状となっている
②本日19570円まで下げた事で、25日線(今日の時点で19567円)に近い水準まで一時的に落ちてきている
③日経平均は、3日続落となっている
とはいえ、日経平均単体では切り返し方向にはなかなか動けないので、あとは為替(ドル円)の動向次第となります。
その為替は、ドル円の戻りは鈍いものの、200日線の水準が110円10~20銭辺りに来ているので、下値の余地が大きくあるという感じではないと思います。
取りあえず、ドル円が5/18につけた110円20銭程度の安値を割れずに切り返して来れば、短期的には2点底をつけたということで、暫くは戻り優位の展開になるのではないかと考えます。
よって、目先的にはドル円が5/18につけた安値を維持できるのか、という点がポイントになるかと思われます。