今日の日経平均は▲87円の19994円と反落。
日中下落するものの、引け値ベースでは2万円を割れないという動きが6/19から続いてきたのですが、今日は2.5週間ぶりに大台を割れるという動きになりました。
売買代金は前日よりも減少して2.3兆円台でした。
今日は20061円で寄り付き、20円程度安い水準でスタートしました。
その後の高値は9時2分につけた20078円だったので、今日はプラス圏には一度も浮上しませんでした。
そこから12時55分に19947円の安値をつける所まで下落し、引けにかけては戻る動きとなったものの、2万円の大台を回復する事はできずに引ける形となりました。
従来は為替が円安方向に振れれば、日経平均は強いという感じでした。
しかし、今週に入ってからドル円は113円台を維持しているにもかかわらず、日経平均は6/20につけた20318円の高値水準まで戻れずという動きが続いています。
日経平均で2万円から上は、天城越え(※)なのか?
(※)なかなかそれを越える事ができない難所という意味合いで。
ここまでの動き方を見る限り、日経平均で2万円から上は売りが多くなり、簡単にはそこから上に行けないゾーンのような感じがします。
従来は5/2の記事「日経平均の予想|日経平均は5~6月に21000~22000円の高値をつける展開となるか?」で書いたように、
日経平均は21,000~22,000円の目指す展開になるのではないかと考えていました。
しかし、日経平均は5月中旬以降、直近の高値を抜けてもそれが持続しないという動きが続いており、
また、NY市場にもここの所、やや不安定な動きが見えます。
以上のような点などから、6/30の記事「一昨日のNY市場の上げはフェイクで、ミニ調整で終わったかとする見方は誤り」以降は、やや慎重に見て行くべきではないかというスタンスとしています。
なお、ここの所、日経平均は揉み合う動きが続いているため、一目均衡表の遅行線の陰転入りが近づいています。
遅行線の陰転入り=売り転換とはならないのですが、それをきっかけに下げの勢いがついてくる場合もありますので、短期的にはここから日経平均がどう動いてくるのか、注目ではないかと考えています。