前週末の米国株が税制改革を巡る懸念で上値が重くなったことを受け、日本株も軟調となり、日経平均は22607円で寄り付き、前日比で70円程度安い水準でスタート。
その後、暫く20500円で揉み合う動きが続いたのですが、引けにかけて下げを広げる展開となり、▲300円の22380円と、日中の安値で引ける動きとなりなりました。
なお、今日も下げとなったので、続落は4日連続に。
また、売買代金は前日よりも減少して2.7兆円台で、久しぶりに3兆円割れ。
ここまで売買代金3兆円超えが続いていたのですが、10日連続でストップというかたちとなりました。
日経平均は19239(9/8)の安値から上昇を開始。
23382(11/9)の高値まで、42日間(両端入れ)で4143円上げる展開となったのですが、
11/9の記事「日経平均が引け値で23000円を超える前の段階で、一旦動きが止まる動きになりそうな感じ」
で書いたように、ここで一旦上げが止まるという動きになったようです。
直近の上げ幅の1/3押し程度が、最初の下値ラインとなるのでは?
今日の日中安値は引けにつけた22380円なので、23382(11/9)の高値から1002円下げる展開となっています。
なお、夜間に入ってからも日中の下げが継続し、日経平均先物は一時22130円の安値をつける所まで下げています。
ここまでは、高値圏での日柄調整の動きを想定しておりました。
が、ここまでの動きを見る限り、やや値幅を伴った下げとなっています。
やや値幅を伴った下げとなっていますが、そこまでの上げの幅が大きかったため、調整の値幅もやや広がっているという事かと思います。
よって、ここから急落するような展開は想定してません。
なお、19239(9/8)から23382(11/9)までの上げ幅が4143円なので、その1/3押しや、38.2%の押しが当面の下げの目安となるのでないかと考えます。
1/3押し水準は22001円。
38.2%押しは21799円となります。
これらの水準は、以下①、②とも被るラインとなります。
①10/31~11/1にかけて空けたマド(22020~22130円)
②日経平均の25日線の水準(今日の時点で21825円に位置している)
よって、22000円近辺が下値の最初のラインとして考えられるのではないかと思います。