2018年の日経平均の予想なのですが、27000円あたりまで上昇する局面があるのではないかと考えています。
ここまでの日経平均の長期波動をみますと、リーマンショック後の2008年10月に6994円で安値をつけた後、そこから上げに転じる形になっています。
これをブレイクダウンすると、次の通り。
<日経平均の長期波動>
1波:6994(2008年10月)⇒11408(2010年4月) 値幅+4414円、期間1年6か月
2波:11408(2010年4月)⇒8135(2011年11月) 値幅▲3273円、期間1年7か月
3波:8135(2011年11月)⇒20952(2015年6月) 値幅+12817円、期間3年7か月
4波:20952(2015年6月)⇒14864(2016年6月) 値幅▲6088円、期間1年
5波:14864(2016年6月)⇒現在進行中
今は2016年6月の14864円の安値を起点にした5波目の上げが進行中と見ています。
2018年の年間高値をつけるのは後半(7月~12月)となるのでは?
なお、上述した長期波動の5波目を細分化すると、次の通りになります。
<日経平均の中期波動>
1波:14864(2016年6月24日)⇒19668(2017年3月2日) 値幅+4804円、期間約8か月
2波:19668(2017年3月2日)⇒18224(2017年4月17日) 値幅▲1432円、期間約1.5か月
3波:18224(2017年4月17日)⇒現在進行中
現状は、18224円を起点にした中期3波目の上げが進行中で、ここから3波目の天井をつけた後、4波目の調整があり、その後、5波目の上げがあるという動き方を今年はするのではないかと見ています。
その場合の高値目標としては、長期波動の3波目の上昇幅が12817円なので、少なくともそれと同程度の上げがあるのではないかと思われます。
現在は、14864円の安値を起点にした上げの波動が進行中とみているので、仮に長期波動の3波目の上昇幅12817円と同程度の上げがそこからあるとすると、高値目標は27681円となります。
なお、バブル崩壊後の日経平均の長期チャートを見ますと、1996年6月につけた22666円(引け値ベース)がこれまで一つの大きな節目となっていました。
しかし、昨年11月にこの節目は超えてきたので、長期チャート上の次の節目は、1991年3月につけた27146円(引け値ベース)となっています。
この節目は、前述した27681円と近い水準のものとなりますので、2018年の日経平均は、27000円あたりまで上昇する局面があるのではないかと予想します。
なお、高値をつける時期としては、この先、3波目の天井をつけた後、4波目の調整があり、その後、5波目の上げがあるという動き方をするならば、高値をつけるのは2018年の前半(1~6月)ではなく、後半(7月~12月)になるのではないかと現状では考えております。
(※)日経平均が上がると考えた場合、日経平均先物を買うという選択肢もありますが、日経平均先物を買う場合と比較して、くりっく株365の買いには①配当がつく、②取引期限がない等のメリットがあります(以下の記事ご参照)
⇒ 日経平均先物取引をするなら、くりっく株365がおススメなわけ
なお、くりっく株365では、マネックス証券(くりっく株365)が、手数料が最も安い証券会社となります。