今日は、前日の米国株が下落したほか、外為市場で111円台まで円高が進行した事を受け、売りが先行。
日経平均は23656円で寄り付き、前日よりも130円程度安い水準でスタートしました。
その後、9時21分に23601円まで下落した後は切り返す動きになりましたが、戻りは10時3分の23734円で頭打ち。
そこからは安値圏でもみ合う動きとなり、▲77円の23710円で引け、続落となりました。
売買代金は前日よりも増加して2.8兆円台でしたが、昨日に続き3兆円の大台割れでした。
本日、日経平均は、23710円で引けたので、5日線の水準(今日の時点で23713円)まで下げてきたのですが、短期的には、この水準で下げ止まるのか否かが目先的な焦点となります。
仮にこの水準で下げ止まり、切り返して来れば、1月中に23952(1/9)でつけた高値を抜けてくるというパターンになると考えます。
この場合は、昨日の記事「 下げる局面があれば押し目買いのスタンスが依然として有効、という点については変化なし 」でも書いた、約20週間隔で安値をつけるサイクル(20週サイクル)の高値はまだつけていないという事になります。
20週サイクルが今回も有効であるとした場合、最短で来週、最長で2月中旬辺りにサイクル安値をつけにくるという展開になるか
一方、ここで止まらず、更に下げてきて、5日線の水準を明確に割れるという動きになると、20週サイクルの高値は23952(1/9)でつけ、これから同サイクルの安値をつけにくる動きになると考えます。
なお、20週サイクルの内訳は以下の通りで、2015年10月2日の週から、20週程度の間隔で安値をつけるという動きになっています。
2015年10月2日⇒2016年2月12日:安値から安値の期間は20週(両端入れ)
2016年2月12日⇒2016年6月24日:安値から安値の期間は20週
2016年6月24日⇒2016年11月11日:安値から安値の期間は21週
2016年11月11日⇒2017年4月21日:安値から安値の期間は24週
2017年4月21日⇒2017年9月8日:安値から安値の期間は21週
これをみると、最短で20週、最長で24週が安値から安値をつける間隔となっています。
直近では2017年9月8日の週から、今週で19週目となるのですが、
仮に当該サイクルが今回も有効(ある所でサイクルが途切れるという場合もありますが)であるとした場合、最短で来週、最長で2月13日~16日の週にサイクル安値をつけにくると想定されます。
現状では、20週サイクルの高値を既につけたのかどうか、まだ判断しづらい所になりますので、まずは上述したように、5日線の水準を維持できるかどうかを見て行くところになるかと考えます。