為替が1ドル109円台にのせ、円安に振れたことが支援材料になり、主力株に買い戻しが先行。
日経平均は23276円で寄り付き、前日よりも170円程度高い水準でスタートしました。
その後、9時11分に23211円まで押した後は、前日まで6日続落していたことに加え、月初高のアノマリー(ここまで19か月連続で月初は高い)も意識され、買い優勢で、じりじりと水準を切り上げる展開に。
今日は1日を通して終始強い動きが続き、+387円の23486円で取引を終えるかたちとなりました。
売買代金は前日よりも減少したものの、3.5兆円台で、水準としては高い水準を維持しました。
なお、今日の日中高値は23492円まであり、昨日の同高値である23375円を超えてきました。
また、1/30に25日線の水準を割り込む動きとなっていたのですが、今日の反発で同線(今日の時点で23532円)に再び近づく形となりました。
NY市場の動きがやや不安定であるため、それに足を引っ張られて暫し停滞する可能性も想定される
昨日の時点で、日経平均のEPS(1株あたり利益)は1531円だったのですが、今日の時点では1543円まで上げてきています。
同EPSは、昨年11月17日につけた1534円が直近のピークだったのですが、本日、同水準を超えてきました。
なお、昨日の記事「日経平均は6日続落で、高値から下げ幅は1000円超え。今日は引けで買い増し」で、引けで買いを入れたと書いたのですが、今日、大きく反発してきたことで、昨日の引け際につけた23092円が24129(1/23)以降の安値に、今のところはなっています。
1/25の記事「調整局面入りとなった場合、期間は最長2月中旬までで、下値は23000~23500円あたりか?」でも書いたように、今は20週サイクルの安値をつけにくるタイミングにあると見ているのですが、今日の日経平均の反発の動きや、ドル円の動き(現時点で109円70銭程度まで上昇)等からすると、昨日の安値で20週サイクルの安値をつけた可能性が出てきたような感じもします。
ただ、NY市場が1/30にマドを空けて下げる形になる等、暫く調整となってもおかしくないような形になっているので、もしかすると、本日、日経平均は大きく反発して目先底入れとなった可能性が出てきたのですが、ここからすぐに反転する形ではなく、NY市場に足を引っ張られて暫し停滞するという動きになるのかもしれません。
NY市場がやや不安定であるため、明日以降も今日のような反転傾向が続くのか否か、やや見えづらい面もあるのですが、仮に再度下押すような動きがあれば、下値は拾うというスタンスが引き続き有効になると考えます。
(※)この先、日経平均が上昇すると考えた場合、日経平均の動きに連動するETFを買うという手もあります。
ETFを買うにあたって、どうせだったら手数料が安い証券会社の方が良いと考えた場合、手数料が安い証券会社としては、GMOクリック証券や、ライブスター証券などがあります。