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やはり2番底をつけにいく展開に。ただ、下げのピッチが想定よりも早いので、場合によっては直近安値を割れる展開になるのかもしれない

日経平均チャート 日経平均
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昨日のNY市場は、NYダウが▲1.5%と続落。

これを受けて今日の日経平均は21901円で寄付き、続落でスタートしました。

その後、日中高値は寄り値の21901円で、以降は値を下げる展開に。

1月の米PCEコア ・デフレータや、2月のISM製造業景況指数といった米国指標の発表を控えて様子見ムードが広がる中、後場に入ると下げ幅を広げる動きとなり、14時42分には21645円まで下げました。

その後、引けにかけてはやや戻りましたが、最終的には▲343円の21724円で取引終了となりました。

売買代金は前日よりも減少して2.7兆円台。

昨日の日経平均の日中安値が22068円に対して、今日の日中高値は21901円だったので、前日よりも170円程度マドを空けて下げる動きとなりました。

なお、昨日の記事「 日経平均は25日線の水準で跳ね返される形となる。ここから2番底をつけにいく可能性も想定される 」で、「ここで一旦20950(2/14)からの戻りが止まり、ここから2番底をつけにくる展開になってくるのかもしれません」と書いたのですが、どうもそのような展開となっているようです。

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仮に安値を割れる動きとなったとしても、大きくそれを割り込む動きにはならないと考える

上記の場合の下値ラインとして、20950(2/14)から22502(2/27)までの上げ幅1552円に対して61.8%押した水準に近い、21500円レベルあたりを考えていたのですが、今日、一時21645円まで下げ、早くも上げ幅1552円に対して55.2%押してくる動きとなりました。

22502(2/27)の戻り高値からまだ3日(両端入れ)しか経過していない段階で、早くも50%以上押してきている点から考えると、21500円レベルでは止まらない可能性があるのかもしれません。

今から30年前のブラックマンデーで暴落があった時は、一段目の下げがあった後、日柄で言うと12日、値幅でいうと下げ幅の45%程度の戻りを入れ、そこから再度下落。

直前で戻った幅の85%程度下げた後、2番底を入れ、そこから高値更新に向けて反騰する動きとなりました。

今回の動きでは、一段目の下げがあった後、日柄で言うと10日、値幅でいうと下げ幅の49%程度の戻りを入れ、そこから再度下落するという動きになっています。

今のところ、戻りの日柄と戻りの割合はブラックマンデーの時と近い動きとなっているので、仮にこの時と同程度の割合(85%)で下げるとすると、下値は21200円程度となります。

この水準は200日線の水準(今日の時点で21173円)に近いラインにもなりますので、2番底を入れるとした場合の限界ラインかと思います。

 

ただ、今のところ、戻りが終わった後の下げのピッチがやや早いような感じがするので、この点はやや気になる所になります。

現時点では20950(2/14)で安値をつけたと見ているのですが、下げのピッチが想定よりもやや早いような感じもするので、今後、下げが行き過ぎとなった場合、上記安値を一時的に割り込むという動きに、もしかするとなるのかもしれません。

ただ、仮にそこまで下げたとしても、バリュエーションでは値ごろ感がありますので、直近安値を大きく割り込むような展開にはならないように思われます。

仮にそうなった場合、そこで下げた所がダメを押す場面となり、以降は反転に転じる形になると考えます。

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