日米首脳会談でトランプ米大統領から為替や日本の金融政策を巡る発言が出なかったことで、イベントを無難に通過したとの受け止めが広がり、今日は買い先行で開始。
日経平均は22231円で寄り付きました。
その後、10時22分に22360円まで上昇。
一時は前日比で200円以上高くなる場面もありました。
しかし、高値圏では戻り売りが出て伸び悩み、14時46分に22176円まで値を落とし、上げ幅を縮小しました。
ただ、最終的にはプラス圏を維持し、+32円の22191円と小幅ながらも5日続伸で引けるかたちとなりました。
売買代金は前日と同程度の2.5兆円台でした。
今日は昨日よりマドを空けて始まり、一時200円以上高くなる場面があったので、このまま強い感じで引けるかと期待したのですが、途中から上げ失速となり、マド空けでの上げとはならずでした。
ちょうど75日線が22227円に位置しており、この水準が壁となり、戻り売りに押された形になるのかと思われます。
ただ、昨日、直近の戻り高値となる21971(3/12)を抜けてきた事で、24129(1/23)から続いてきた上値及び下値を切り下げる波動から転換したので、当面は戻り優位の展開になると見ています。
当面は戻り優位の展開で、その後、2番底を模索という動きをメインとして想定
問題はここからどこまで戻るかなのですが、今の商いの水準からすると、24129(1/23)の高値を回復する所まで戻ることは難しいような感じがしており、今後の動き方としては、次のような感じになるのではないかと考えております。
①5月まで、22500~23000円あたりまでの戻りを目指す。
②そこから再度反落し、20347(3/26)の安値に対する2番底を模索する方向に動く。
③ただ、2番底を模索する方向に動くものの、20347(3/26)の安値を割れるまで下げずに切り返しに転じる。
④切り返しに転じた上げで、24129(1/23)の高値を抜けてくる。
以上がメインのシナリオとして考えている方向になります。
ただ、今後、商いが増加する形になってくれば、2番底を入れずに24129(1/23)の高値を抜けてくる動きとなるのかもしれません。
どちらのパターンがメインとなるのかは、今後の推移を見ながら判断していく形になると考えます。