米朝首脳会談の中止が発表されたことを受け、序盤は売りが優勢となり、今日の日経平均は22380円で寄り付いた後、9時5分に22318円まで下落。
前日比で120円程度マイナスとなる場面もありました。
ただ、為替が落ち着いていたことを支えにその後は先物に買い戻しが入り、切り返し。
10時34分に22509円まで上昇しました。
しかしそこから買いは続かず、結局、+13円の22450円で引けるかたちとなりました。
日経平均は4日ぶりに反発となりましたが、TOPIXは売られ、4日続落。
売買代金は前日よりも減少して2.2兆円台でした。
22500円を割れてきたので、下値のメドは22000円あたりとなるのかもしれない
今日、日経平均は22318円まで下げたことで、直近の戻り高値である23050(5/21)からの下げ幅は732円となりました。
戻り高値をつけてから下値を切り下げる展開が続いており、夜間市場に入ってからも日経平均先物の動きは冴えず、一時22270円まで下げる動きとなっております。
23050(5/21)の戻り高値から調整する動きとなっているので、ここから24129(1/23)から20347(3/26)まで3782円下げた時のような動きとなり、2万円割れとなるのではないかという見方もあるようです。
ただ、以下のような点から、そのような動き方となる可能性は低いのではないか、というのが基本的な見方です。
⇒ 1月から3月にかけて日経平均は比較的大きく下げたが、その下げからまだ2か月程度しか経過していない(大きく下げる動きが短期間で繰り返すという展開は、あまり見られない)
20347(3/26)から23050(5/21)まで、ほぼ一本調子で2700円程度上げてきたので、その上げを調整するための下げが現在進行している形になるのではないかと考えます。
当初は22500円あたりまでの調整かとも思っていたのですが、同水準を早々に下回ってきているので、20347(3/26)から23050(5/21)までの戻り幅2700円程度の1/3押しや38.1%押しとなる、22000円近辺が下値のメドとなるかもしれません。
仮に22000円近辺まで下げると、23050(5/21)からの下げ幅は1000円程度になるのですが、戻り過程の中で1000円程度下げるミニ調整は過去にも見られたので、今回もそのようなパターンになる可能性もあるのではないかと考えます。